カエルがシンボル!
1980年代、環境意識が高まるなか誕生したエコロジー洗剤

frosch

エコロジカルな家庭用洗剤のブランドとして知られる「フロッシュ」。母体のヴェルナー&メルツ社は1867年、ヴォルフガング・ヴェルナーがドイツのマインツ市にロウソク製造会社「ヴェルナー兄弟商会」を設立したことに始まる。その後ロウソク製造のノウハウを応用して1887年に画期的な靴クリームを開発、さらに1901年にはシューケア製品のブランド「エルダル」を発売した。このブランドが1921年にはドイツNO1のシューケアブランドに成長。以後、カークリーナーやバス用&トイレ用洗剤、業務用洗剤・・と事業を拡大したが、1980年代「黒い森」の酸性雨などをきっかけに国民の環境意識が高まってきたことから「消費者の要望(洗浄力の強さ)+環境安全」を実現できる商品の開発プロジェクトをスタート。そして1986年に誕生したのが「フロッシュ」だ。きれいな水にしか生息できないカエルをトレードマークに、今ではキッチンから住居、洗濯用まで、幅広い洗剤を展開。ドイツの家庭の30%以上がフロッシュ製品を使用しているほど普及し、雑誌「Vital」の環境賞やドイツ産業界が革新的製品に与える「イノベーション・プライズ」を受賞した。日本では2000年にデビュー。重曹や酢、オレンジをベースにしたキッチン、住居用洗剤に加え、2007年からは洗濯洗剤&柔軟剤が発売されているが、エコロジーブームを追い風に愛用者は年々増えている。

どの製品も植物性成分がベースで
98%生分解される

環境に負荷をかけない!をモットーに開発されたフロッシュ製品は、排水後19日間で98%が生分解される。それでいて"1滴でも洗浄効果がある"という洗浄力の強さ。使った人はみんな汚れ落ちのよさに驚く、という。そして洗浄力が強いから、洗剤の量が少なくてすみ、それがまた、環境へのやさしさにつながる。植物素材成分を中心としているので肌にもやさしく、気持ちいい香りも人気の一端だ。洗濯洗剤、柔軟剤は漂白剤や蛍光剤を含んでいない。母体のヴェルナー&メルツ社はNABU(ライン河地区環境保護センター)などとともにライン川の環境保護に取り組み、フロッシュ製品を生み出す工場の生産用エネルギーには環境負荷の少ない天然ガスを使用、社内環境コンテストを実施するなど環境対策に真剣だ。このような企業ポリシーから生まれるフロッシュ製品は2003年からリーダーズ・ダイジェスト社がヨーロッパで始めた「信頼されるブランド調査」家庭用洗剤製品部門で5年連続NO.1に選ばれている。

日本では、フロッシュ愛用者たちの情報交換の場として "フロッシュクラブ"というサイトを開設している。このサイトを通じてフロッシュ製品・取扱ショップ情報、また快適生活を実現するための知恵・情報・製品などの紹介もしている。
http://www.froschclub.com/

問:オフィスオクト TEL.03-3797-5336 http://www.ecomarket.co.jp/

〈左〉20世紀初頭の主力商品「靴クリーム」の宣伝用馬車。トレードマークの「カエルの王子」はこの頃誕生したもの。〈右〉先進的で管理の行き届いた本国ドイツ・マインツの工場。

フロッシュ一家はフリッツ(父)、ハンナ(母)、ガビ(娘)、カール(息子)の4人家族。カエルはきれいな水に住むことからキャラクターとして採用された。

〈左〉手前右から/アロエキッチンウォッシュ、オレンジキッチンウォッシュ、ソーダキッチンウォッシュ、後ろ右から/ビネガートイレクリーナー、オレンジクリームクレンザー(ステンレス・陶器用)、オレンジマルチクリーナー(多目的住居用)、ビネガークリーナー(シンク・浴室まわり用) 〈右〉手前右から/モーニングフレッシュ(柔軟剤)、スプリングブロッサム(柔軟剤)、後ろ右から/ファイン&ウールバルサム(洗濯洗剤)、アロエベラ(洗濯洗剤)

文:コロンナ